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  <title>ヴィヨンの妻 サポーターブログ</title>
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  <description>ヴィヨンの妻 サポーターブログ: Recent Entries</description>
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  <title>ヴィヨンの妻 サポーターブログ</title>
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 <title>太宰治が結んだもの  :: 全 般</title>
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 <description>太宰治生誕１００周年という記念すべき年、２００９年があとわずかで終わろうとしています。みなさんも、今年は折に触れて太宰治を感じることの多い、そんな一年だったのではないでしょうか。私にとってこの一年は、実に「結」という感じがよく似合う、そんな...</description>
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 <pubDate>Wed, 30 Dec 2009 01:23:01 +0900</pubDate>
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 <![CDATA[太宰治生誕１００周年という記念すべき年、２００９年があとわずかで終わろうとしています。
<p>みなさんも、今年は折に触れて太宰治を感じることの多い、そんな一年だったのではないでしょうか。</p>

私にとってこの一年は、実に「結」という感じがよく似合う、そんな年でした。
<p>だって、太宰治を学んできた時間が、タレントとしてのお仕事に結ばれる日が来ようだなんて、かつての私には夢物語のようだったのですから。</p>

そして「ヴィヨンの妻」。
<p>この、大好きな作品が映画化され、そのＰＲに力を添えることができたこと、このブログを通してみなさんと太宰についてお話しできる時間が持てたこと、それらは私にとって、大きな明日への力でした。その結ばれていく実感が、私はとても楽しかったのです。そして嬉しかったのです。</p>

みなさんの価値観における、太宰「前」と太宰「後」には、どのような変化がありましたか？
<p>そしてそれは、みなさんの暮らしにどんな豊かさ・希望をもたらしてくれましたか？</p>

今回の更新をもってひとまずこのブログは終了となりますが、今度はまた別の生活の場で、不意に誰かの口から太宰についてのお話しが聞けたらいいなと思っています。そしてそのときは、ここでお話しした小噺に、みなさんならではの言葉が添えられていたのなら、私はとても嬉しいです。


<p>生誕１００周年に区切りがついても、彼の作品は私たちの生活の中に生き続けます。</p>

太宰を愛するすべてのみなさん。これからも、太宰治という人物を介していいお付き合いができることを願っています。ありがとうございました。


木村綾子]]>
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 <title>太宰の人情  :: 全 般</title>
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 <description>「いたわる。人の心を本当によくわかっている」「理屈抜きでなつかしい人だね。やさしさと、ユーモアに満ちていて、とにかく屈託しているときに会いに行くときもちが晴れるもの」「こっちが黙り込んでいても、とにかく一人でしゃべってて、気づいたら腹抱えて...</description>
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 <pubDate>Thu, 17 Dec 2009 02:43:11 +0900</pubDate>
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 <![CDATA[「いたわる。人の心を本当によくわかっている」
<p>「理屈抜きでなつかしい人だね。やさしさと、ユーモアに満ちていて、とにかく屈託しているときに会いに行くときもちが晴れるもの」</p>

「こっちが黙り込んでいても、とにかく一人でしゃべってて、気づいたら腹抱えて笑っちゃってるんだ。やっぱりそれは、やさしいからできたことだろうけれど」
<p>生前の太宰を師として慕っていた人々が口をそろえて語る太宰像に必ず出てくるキーワードが、“やさしさ”でした。</p>

どうやら太宰は、なんだかキザで気難しくてとっつきにくいタイプどころか、かなりの三枚目、饒舌なコメディアンだったようです。

<p>太宰を師と慕う人達ですから、もちろん自分の書いた文章を太宰に読んでもらうべく彼のもとを訪れたこともよくありました。しかし小説となると枚数もかなりのものですし、訪ねて来る人数も一人や二人ではない。太宰自身も仕事や家庭を抱える身でしたから、そんなに暇でもなかったはず。</p>

でも、太宰は自分を慕ってくるものを決して無碍に追い返したりはしなかったそうです。
<p>片々たる詩を見る場合でも、あぐらをかいていたのを座りなおして、ちゃんと正座して読んであげたり、小説の場合も、三十枚四十枚あってもその場で読み始める。座り直して、たばこをひっきりなしに吸いながら、全部ひととおり読んで、即座にすぱっと急所を言う。また、「小説を書きたいのなら、書くこと以外のプライドは全部捨てなきゃだめだ。ほかの貴重なものを全部どぶどろに捨てて、書くというプライドだけを残さなくちゃいけない」と、誠意からの厳しい一面を垣間見せたことも…。</p>

さらには、書きかけの小説のことをちらりと相談すると、「おれだったらこう書くなぁ……。おれ、代わりに書いてやりたいなぁ……」と、その小説を連れて自分の世界に入り込んでしまうような、子供みたいに純粋な一面があったといいます。
<p>太宰自身の作品は、一見突発的な思いつきで書かれた文章や惰性などが垣間見えるかもしれませんが、そんなことはまったくの見当違い！</p>

彼の小説に向ける思いは、とても建設的でストイックだったことがこれらのエピソードから垣間見れますね。太宰って、体育会系ノリの、アツイ男だったのかも！？


木村綾子でした]]>
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</item><item>
 <title>もうひとつの才能、太宰画伯  :: 全 般</title>
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 <description>小説家・太宰治の起動力となっていたのは、彼自身の生まれ持っての資質であった、自分の存在理由をはっきりと掴みたいという願望でした。世間における自分の存在理由がわからない、本当の自分自身が分からないという不安を抱えつつ、それでもなお自分と他者と...</description>
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 <pubDate>Sat, 12 Dec 2009 22:42:18 +0900</pubDate>
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 <![CDATA[小説家・太宰治の起動力となっていたのは、彼自身の生まれ持っての資質であった、自分の存在理由をはっきりと掴みたいという願望でした。世間における自分の存在理由がわからない、本当の自分自身が分からないという不安を抱えつつ、それでもなお自分と他者との間に繋がりを感じていたいと求めた唯一の場所が小説の世界。そして彼は、生と死の狭間に身を置きながら数々の作品を産み落としていきました。しかしその短い生涯の間に、小説だけでなく多くの絵を遺していることを、みなさんご存知ですか？

<p>太宰は、自分の顔に興味があったようで、油絵で描いた自画像のほか、学生時代のノートやテキストの余白に、いろいろな表情や角度の自分の似顔絵を描いています。（あまりに自分の顔ばかり描いていたために、眼を閉じても描けるようになり、寝顔さえもスケッチできるようになってしまったのだとか。）</p>

また、絵を描くスピードも実に速く、ものの数分で美しいつつじの絵を完成させてしまったというエピソードも残されています。その仕上がりも、無駄な線が一本もない鮮やかなもので、玄人の画家さえ感嘆させるほどだったとか。

<p>しかし、このような写生画への評価とは相反して、同人雑誌の表紙などのために描いたデザインの独創性たるや、見る者の度肝を抜くほどであり、ふつうの人には見られない優れたデザイン感覚を持ってはいたが、やや不気味といえるものも多く、「いったいこんなグロテスクな装丁をする人間が思想的に健全だといえるのか！？」と問題にされたこともあったのです。</p>

なんだかこれって、彼の小説に対する一般的意見にちょっと似通ったところがあると思いませんか！？
<p>・・・そういえば、小説『人間失格』の中でも絵画に関する描写が印象的です。</p>

主人公・葉蔵が友人の竹一から見せてもらったゴッホの絵によって芸術に開眼し、自ら筆をとって描いた絵を「お化けの絵」と形容し、「悲惨な絵」「これこそ胸底に隠している自分の正体なのだ」と愕然とした場面。
<p>太宰自身が小説に吹き込んだ「ほんとうの自分」が、絵画のそれにも浮き彫りにされてしまった事実だったのでしょう。表現方法は変わっても、人間のカラーというものは同じように滲み出てしまうものなのですね。</p>

文学のみならず絵画の才能までとは……。でも、音楽のほうは、からっきしの音痴だったそうですよ。



木村綾子]]>
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</item><item>
 <title>太宰治ペンネームの由来  :: 全 般</title>
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 <description>最近の作家は、本名を使う人が多くなったものの、やはり作家といえばペンネームがつきもの。永井荷風が、彼の初恋の人にちなんだ名前であることや(お蓮さんに寄せる慕情をひそかに胸に秘めて「蓮」を「荷」に換え、その香を永く慕うという意味でこの名前を付...</description>
 <comments>http://blog.villon.jp/index.php?mode=comment&amp;TID=1260003878</comments>
 <pubDate>Sat, 05 Dec 2009 18:04:38 +0900</pubDate>
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 <![CDATA[最近の作家は、本名を使う人が多くなったものの、やはり作家といえばペンネームがつきもの。
<p>永井荷風が、彼の初恋の人にちなんだ名前であることや(お蓮さんに寄せる慕情をひそかに胸に秘めて「蓮」を「荷」に換え、その香を永く慕うという意味でこの名前を付けた)、江戸川乱歩は、アメリカの小説家エドガー・アラン・ポーを日本名にしたものであることなどは有名です。</p>

では、「太宰治」という名前はどこからきたのか。
<p>その真相についてはこれまでにも研究者や太宰ファンがいろいろ憶測しているのですが、実ははっきりしたことは未だわからぬまま。そこで、数ある説のうち、面白いものをいくつかご紹介しましょう。</p>

? 「万葉集」より拝借説
<p>太宰の妻・美知子夫人が彼にペンネームの由来を尋ねたとき、太宰はこんなことを答えたのだとか。「ペンネームを決める必要が出来てね。そのとき、友人がそばにあった『万葉集』をパラパラめくって、太宰というのはどうかと言ったんだ。それで決めたんだよ」　『万葉集』から拾った「太宰」に、本名である津島修治の「治」を付けて「太宰治」とした。</p>

? 漢字の意味から推理
<p>「太宰」は百官の長、つまり総理大臣。「治」は統治する。つまり、文学の長となって文学会を統治するの意が込められていた。また、生まれながらにしての罪の意識を文学への活力としていた彼だけに、「太宰」に「堕罪」（罪人）を掛けたとか、ドイツ語の「da sein」（哲学用語で、現に存在するという意味）と語呂合わせをしたのだとかいう推理も上がった。</p>

? 訛りを気にして
<p>これは宮内寒彌『文人今昔』のなかで述べられているユニークな説。青森出身であった太宰は、本名・津島修治もツスマスンズとしか発音できないほどの強い津軽ズーズー弁訛りがあった。それがコンプレックスだったため、お国なまりを出さずに発音できる「太宰治」という名前を探したのだとか。</p>

太宰に関わらず、こんなふうに好きな作家の名前の由来を調べてみると、作品や人物像に対する魅力と愛着が、よりいっそう深まるかもしれませんね！
<p>また、太宰のペンネームに関しては、拙著「いまさら入門太宰治」でも触れていますので、ご興味あるかたは是非お手に取ってみてください。ナンテ、ちゃっかり宣伝することもときには大切。</p>

んふふ。


木村綾子でした]]>
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</item><item>
 <title>太宰の愛した本  :: 全 般</title>
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 <description>作家さんの書斎といえば、壁面いっぱい蔵書の山というイメージがありますが、太宰はあまり蔵書を持つことに興味がなかったようです。書棚すらなく、仕事に必要な資料も、できるだけ小型の本を使う。そのうえ、手元にある本を、自宅に来訪する客や弟子にすぐに...</description>
 <comments>http://blog.villon.jp/index.php?mode=comment&amp;TID=1259220778</comments>
 <pubDate>Thu, 26 Nov 2009 16:32:58 +0900</pubDate>
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 <![CDATA[作家さんの書斎といえば、壁面いっぱい蔵書の山というイメージがありますが、太宰はあまり蔵書を持つことに興味がなかったようです。
<p>書棚すらなく、仕事に必要な資料も、できるだけ小型の本を使う。そのうえ、手元にある本を、自宅に来訪する客や弟子にすぐにあげてしまっていました。</p>

昭和14年から住居を構えていた三鷹の書斎に遭ったのは、辞典以外では特別な３冊だけ。
<p>太宰が手放さなかった本とは、どんなものだったのでしょうか！？</p>

まず、一冊目は、「真宗在家勤行集」。
<p>生家の仏間に何冊も取り揃えてあったもので、郷里を出るときに持たされたようです。</p>

二冊目は、「金木郷土史」昭和15年、青森県北津軽郡金木町役場発行。
<p>これは寄贈本でした。</p>

そして最後、三冊目は、「雑誌文藝懇話会」。
<p>昭和12年発行の佐藤春夫編集臨時特集号。59人の物故作家の略伝とその肖像写真などが収載されていて、これは佐藤春夫か井伏鱒二からもらったもののようです。</p>

太宰はいったいどんな思い入れがあって、これらを特別大事に保存していたのでしょう。


<p>その人となりを知りたければ本棚を見ればいい。</p>

蔵書をもたないということも、恥ずかしがり屋で天の邪鬼な太宰さんの性格を言い得ているのかもしれないですね。


木村綾子]]>
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</item><item>
 <title>いまさら入門してみませんか？　(新刊発売のお知らせ)  :: 全 般</title>
 <link>http://blog.villon.jp/index.php?UID=1258815439</link>
 <description>拙著『いまさら入門太宰治』11月20日、講談社＋α文庫から発売されました。太宰治と出会って10年、過ごしてきたその蜜月をこのように一冊の形にまとめることができたわけですが、じゃあ今の気持ちはどうだろうとふと足を止めてみると、立ち止まってる場...</description>
 <comments>http://blog.villon.jp/index.php?mode=comment&amp;TID=1258815439</comments>
 <pubDate>Sat, 21 Nov 2009 23:57:19 +0900</pubDate>
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<p>拙著『いまさら入門太宰治』</p>

11月20日、講談社＋α文庫から発売されました。

<p>太宰治と出会って10年、過ごしてきたその蜜月をこのように一冊の形にまとめることができたわけですが、じゃあ今の気持ちはどうだろうとふと足を止めてみると、立ち止まってる場合じゃない、もっともっと知りたいこと感じたいこと伝えたいことがあるんだ。湧き出でる想いはこれからのことばかりで、私はまだまだ長い旅の途中なのだと再確認している次第であります。ずいぶん高い山の頂を目指しちゃったもんだなぁ。でも、そこに向かって歩いている日々を、私はけっこう気に入っているのです。</p>

内容としましてはタイトルまま、太宰治文学の入門書となっています。
<p>『人間失格』や『斜陽』といった晩年作品のみならず、明るく健康的でユーモア溢れる中期作品や、チャーミングな太宰の素顔などを私たちの生活に近い視点から解説していますので、そうだな「よし、太宰治。」というかしこまった感じではなく、行きつけのカフェで友達とおしゃべりをするように、夕食を囲みながら家族と今日あった出来事を語らうように、お休み前に恋人とメールを交わすように、あなたの生活のコマを繋ぐその束の間に、この本がそっとそこに在ってくれたら、私はとても嬉しいです。</p>

太宰はいつだって私たちのすぐ傍にいます。少なくとも、私にとっては。


<p>この本を共に作りあげてくれたすべてのみなさん、</p>

この本と出会ってくれるすべてのみなさん、
<p>そして太宰に、心より感謝の気持ちを贈ります。</p>

これからも、日々邁進。

<p>　</p>

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　木村綾子
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　11月21日　]]>
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</item><item>
 <title>太宰を悩ませたコンプレックス  :: 全 般</title>
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 <description>太宰治がかなりのオシャレさんだったことをご存知ですか？お洒落へのこだわりは生活全般に及んでいて、高校時代から義太夫を習い、和服を好み、着方もあれこれ凝っていました。また、ボードレールを真似て愛用していたベルベッドの肩マントは、表は青地、裏は...</description>
 <comments>http://blog.villon.jp/index.php?mode=comment&amp;TID=1258566348</comments>
 <pubDate>Thu, 19 Nov 2009 02:45:48 +0900</pubDate>
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 <![CDATA[太宰治がかなりのオシャレさんだったことをご存知ですか？
<p>お洒落へのこだわりは生活全般に及んでいて、高校時代から義太夫を習い、和服を好み、着方もあれこれ凝っていました。また、ボードレールを真似て愛用していたベルベッドの肩マントは、表は青地、裏は燃えるような赤色を使ったインパクト大なものだったそうです。他にも、とび職の履くような紺の股引が履いてみたくて、街中の店を探し歩いていたというエピソードもあるほど！</p>

都会的なダンディズム、特に江戸っ子の「粋」に憧れていたようです。

<p>そんな太宰さんですが、どうしてもひとつだけ、自分のものにできない「粋」がありました。</p>

それが、標準語。
<p>昭和５年、上京したばかりの頃は、津軽訛りのコンプレックスを克服し、江戸弁をマスターしようと、十五代目市村羽左衛門のレコードを買い込んで、繰り返し繰り返し聞いて猛特訓していたそうです。特に、「切られ与三郎」のセリフがお気に入りでした。</p>

「さあ完璧だ」と自信満々に街へ出て、まずはカフェの女給相手におしゃべりをしてみたところ……。
<p>「アンタ、田舎は津軽でしょ？」</p>

と、すぐに言い当てられてしまったんだとか。


<p>でも、私はそんな人間っぽさ、いいカッコしても隠しきれてないその人のほんとうの部分みたいなところに、とびきりキュンとしてしまいます。だって、かわいいと思いませんか？</p>

木村綾子でした]]>
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</item><item>
 <title>太宰治の肖像  :: 全 般</title>
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 <description>現在！　三鷹市芸術文化センターにて、『生誕１００周年記念写真展　太宰治の肖像』が開催中です。太宰の顔といえば、おそらく多くの人が連想するであろう、頬杖をついた“あの写真”を撮影した写真家・田村茂氏の秘蔵写真を中心に、会場内、どこを見ても太宰...</description>
 <comments>http://blog.villon.jp/index.php?mode=comment&amp;TID=1258373184</comments>
 <pubDate>Mon, 16 Nov 2009 21:06:24 +0900</pubDate>
 <category domain="http://blog.villon.jp/index.php?mode=category&amp;sub=全 般">全 般</category>
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 <![CDATA[<img src="PIX/1258373184_1004292.jpg" alt="80.2:640:480:320:240:1004292:none:1:1::"/>

<p>現在！　三鷹市芸術文化センターにて、『生誕１００周年記念写真展　太宰治の肖像』が開催中です。</p>

太宰の顔といえば、おそらく多くの人が連想するであろう、頬杖をついた“あの写真”を撮影した写真家・田村茂氏の秘蔵写真を中心に、会場内、どこを見ても太宰さん。
<p>私は、オープニングセレモニーに参列させていただいたのですが、ご遺族をはじめ、太宰研究の権威である方や三鷹市さんの協力をもとに、写真一枚一枚にも丁寧な解説が付けられており、ただ単に、太宰さんのヴィジュアルを楽しめるのみならず、太宰治の人となりや、太宰文学に精通できる至福の空間でした！</p>

ナント、会場内には「ヴィヨンの妻」を執筆したお部屋も復元されています！！


<p>写真展は１２月２３日まで、三鷹市芸術文化センター(太宰が眠る禅林寺すぐ近く)にて開催されています。入場は無料ですので、みなさんぜひ！　足を運んでみてください。</p>

木村綾子でした]]>
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</item><item>
 <title>太宰と俳句  :: 全 般</title>
 <link>http://blog.villon.jp/index.php?UID=1258021927</link>
 <description>小説家に、俳句や和歌の好きな人は多いようですが、太宰も若いころから俳句に凝っていました。特に、よく口ずさんでいた俳句が二句。今回はそれらをご紹介します。まずひとつめは、――小松生ひなでしこ咲ける巌かなこれは、室町・東山時代の連歌集『新撰莵玖...</description>
 <comments>http://blog.villon.jp/index.php?mode=comment&amp;TID=1258021927</comments>
 <pubDate>Thu, 12 Nov 2009 19:32:07 +0900</pubDate>
 <category domain="http://blog.villon.jp/index.php?mode=category&amp;sub=全 般">全 般</category>
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 <![CDATA[小説家に、俳句や和歌の好きな人は多いようですが、太宰も若いころから俳句に凝っていました。特に、よく口ずさんでいた俳句が二句。今回はそれらをご紹介します。

<p>まずひとつめは、</p>

――小松生ひなでしこ咲ける巌かな
<p>これは、室町・東山時代の連歌集『新撰莵玖波集』に収録された知薀法師の句です。</p>

太宰はこれを、「この句こそ、日本芸術の極致だよ」と絶賛していたそうです。
<p>花の美しさを讃えるだけならただのセンチメンタルな少女趣味に終わってしまうものだけど、この句には、“巌”と“花”の両方が揃っている。その二つの対峙があってこそ、初めて芸術が完成するのだ、と太宰は考えていたのでしょう。</p>

そしてもう一句は、芭蕉の門人木導の作です。
<p>――春風や麦の中ゆく水の音</p>

「苦悩が下に沈んで澄んでいるんだ。音楽でいえば、モーツァルトの感覚かな。この感覚をつかまなくてはダメだ。」太宰はそう言って、この句の“かるみ”の感覚を絶賛していたといいます。
<p>“かるみ”というのは、芭蕉が晩年に唱えた美的理念です。この理念に太宰は共鳴し、それを究極の理想と考え、自分の作品でも実践していったのです。</p>

太宰作品をきっかけに、歌の世界の扉を叩いてみるのも、いいかもしれませんね。



木村綾子でした]]>
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</item><item>
 <title>早稲田でダザイ  :: 全 般</title>
 <link>http://blog.villon.jp/index.php?UID=1257503824</link>
 <description>今日は、ひとつ告知をさせてください。明日、１１月７日(土)「早稲田祭２００９」に出演させていただきます。イベント名は“ダザイズム”西早稲田キャンパス14号館101号室にて、14時30分〜16時までの講演となります。太宰治生誕百周年を記念し、...</description>
 <comments>http://blog.villon.jp/index.php?mode=comment&amp;TID=1257503824</comments>
 <pubDate>Fri, 06 Nov 2009 19:37:04 +0900</pubDate>
 <category domain="http://blog.villon.jp/index.php?mode=category&amp;sub=全 般">全 般</category>
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 <![CDATA[<img src="PIX/1257503824_897497.jpg" alt="72.8:500:332:320:212:897497:none:1:1::"/>
<p>今日は、ひとつ告知をさせてください。</p>

<span style="color: #ff0066;">明日、１１月７日(土)
<p>「早稲田祭２００９」に出演させていただきます。</p>

イベント名は“ダザイズム”
<p>西早稲田キャンパス14号館101号室にて、14時30分〜16時までの講演となります。</span></p>

太宰治生誕百周年を記念し、芥川賞受賞作家の町田康さんと二人で、太宰にまつわるあれこれをお話しする予定です。
<p>全席自由席になっていますので、文化の秋の思い出としてぜひお越しください。</p>

詳細はコチラから　→　http://www.wasedasai.net/]]>
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